コラム
男性のほうが女性よりも、肌が老化しやすいということはご存知ですか?
意外に思われるかもしれませんが、エイジングケアは男性こそ行う必要があるのです。
また男性が習慣とする髭剃りは肌の角質層を傷めたり、壊したりします。
今回は、紫外線対策や髭剃りの注意点といった男性のためのエイジングケアについて紹介します。
■男性の肌のダメージ
男性の肌も女性と同様、年齢を重ねるごとに肌の老化は進みます。ダメージも受けやすくなった肌はシミやシワ・たるみの原因となるのです。
男性は皮脂の多さ・皮膚の厚さといった身体的な特徴や、髭剃りという習慣が女性と異なります。そのため、女性よりもエイジングケアを行う必要があるのです。
■紫外線対策
やはり肌の印象を左右するのは、紫外線です。紫外線を浴びることで肌の老化が早まったり、傷ついたりするためです。
紫外線の対策を行い男性に向けて日焼け止めの使用はもちろんのこと、サングラスや帽子・長袖を着用することをお勧めします。
■顔ゴシゴシのワイルド洗顔はタブー
鼻周りやおでこなどの汚れやテカりが気になるからといって、洗顔時に顔をゴシゴシと強くこするのは良くありません。
肌は乾燥することで、潤いを補うために普段以上に油分を分泌しようとする機能があります。 顔を洗う際は、プッシュするだけで泡状となる洗顔料や市販の泡立てネットを利用してください。きめ細かな泡で優しく洗顔することができます。
■髭剃りは起床後10分~20分に行う
男性が習慣とする髭剃りは肌の角質層を傷めたり、壊したりします。肌のバリア機能を果たしている角質層が無くなることで、紫外線などの外からの刺激に無防備になるからです。
起床後10分から20分という時間帯は、肌の血行が良くて水分量も多い健康的な状態となっています。その時間帯で髭を剃ることがポイントです。
髭剃り前には蒸しタオルなどで肌を温めてから行ってください。髭が水分を含み、柔らかくなるからです。
その後はシェービング剤を塗って、髭の生えている方向に剃り始めます。
剃り残しがあれば、逆剃りをします。
ただ逆剃りは皮膚組織を削ったり、髭を強く引っ張ったりすることで皮膚の大きな負担となります。なるべく力を入れずに、刃と皮膚が接触する面を減らすようにしてください。
髭剃り後は、冷水で洗うことをお勧めします。毛穴が引き締まり、肌の炎症を抑えてくれるからです。
■化粧水
空調や飲酒によって生じた体温の上昇で、肌の水分が逃げやすくなります。
そのため、スキンケアを怠らないようにしましょう。
化粧水の役割は、肌を十分に潤して余計な皮脂の分泌を抑えることにあります。
洗顔のやり方と同様に、化粧水を塗る際にも叩くような塗り方や強く洗うということは避けて下さい。外から肌の内部に水を送り込むように、じっくりとなじませることが大切です。
■乳液・クリーム
化粧水で肌に潤いを与えても、水分が蒸発しては意味がありません。乳液やクリームで、油分のフタをすることが大切です。
乳液やクリームを使用することで肌が脂っぽくなると思われがちですが、この手間が肌の若さを保つために重要なのです。
外回りの仕事やアウトドアスポーツをされる男性にとって、肌の印象は見た目を左右する大事な箇所です。
今回紹介したスキンケアだけではなく、睡眠や食事・運動といった生活習慣を整えることも大切です。
外側と内側の両面からエイジングケアも実践し、お肌の若々しさを保ちましょう。